私は「ひとり税理士」というスモールビジネスをしています。
税理士の中には、何十人も人を雇って事業を大きくしている方もいますが、私は自分の事業を大きくするつもりはないです。
なぜなら、大きい事業より小さい事業の方が、生き残れると思っているから。
このような方にむけて、「スモールビジネスが生き残れる3つの理由」についてお話したいと思います。
スモールビジネスは変化に強い
スモールビジネスは、「変化にとても強い」という特徴があります。
なぜなら、事業の規模が小さいほど意思決定のスピードが速いから。
スモールビジネスなら、事業を新しく始めるのも、既存の事業を辞めるのも自分一人だけの決断。
対して大きな会社の場合は、次の理由により意思決定に物凄く時間がかかります。
- 保守的な文化がある
- 現状を変えるには、多くの人の承認がいる
- 固定費(人件費や家賃)が多いので、現状を変えると痛みを伴う
この意思決定スピードの差は、とてつもなく大きなアドバンテージです。
今の時代、環境は目まぐるしく変化しています。
- 15年前は、スマホはほとんど普及していませんでした
- 10年前は、YouTubeで稼ぐ人なんて想像もできません
- 1年前は、コロナでこんな状況になるなんて、誰も思っていません
将来何が起こるかは分かりませんが、確実なのは今とは違うということ。
意思決定が速いスモールビジネスだからこそ、変化に対応でき、時代の波に乗りやすいのです。
変化に対応できるものだけが、生き残れます。
モノが不要な時代になった
スモールビジネスが生き残れる2つめの理由は、モノが不要な時代になったこと。
世の中からモノが減り始めていますよね?
- 固定電話
- デジカメ
- ミュージックプレイヤー
- 辞書
- 新聞
これらは、スマホが普及したことで、一気に数を減らしました。
モノが減っていく時代の流れは、これからも続きます。
あらゆるモノの機能が、スマホ(又はスマホより先のデバイス)に集約されていくため、モノはどんどん不要になるでしょう。
そんなこれからの時代に求められているのは、「体験」です。
「モノの所有」が求められている時代は、圧倒的な資金力でモノを大量生産できる大企業が有利でした。
でも「体験」を提供するなら、モノを生産する必要はありません。
資金力がなくても、発想力と発信力で新しいビジネスにチャレンジできます。
スモールビジネスでも、稼げるチャンスが沢山転がっています。
- シェアリングサービス
- マッチングサービス
- サブスクリプション
誰でも発信力が持てるようになった
スモールビジネスが生き残れる最後の理由は、誰でも発信力が持てるようになったこと。
昔はスモールビジネスが発信できる方法は、限られていました。
- 異業種交流に行く
- 営業エリアのビラ配り
- 取引関係者と仲良くして、顧客を紹介してもらう
もうこんな泥臭いことをしなくても大丈夫です。
今は誰でも、何千、何万という人に自社のサービスを知ってもらうことができます。
その発信方法が、WEBマーケティングです。
WEBマーケティングも、資金力がある大企業の方が有利なんじゃないの?
資金があった方が、選択肢が多いのは確かです。
でも、WEBマーケティングではお金をかけなくても、できることが沢山あります。
- SNSでは何千、何万というユーザーに情報を届けることができる(無料)
- SEO対策をすれば、検索エンジンで上位表示が可能(無料)
- リスティング広告では、少額(1クリック100円程度から)でもGoogleに広告を出せる
また、SNSでは「企業よりも個人の方が発信力が強い」という逆転現象が起こっています。
SNSの本質は人と人との繋がり。
企業アカウントより、個人アカウントの方が共感を呼びやすいのは当然ですよね。
スモールビジネスなら、個人アカウントのメリットを活かして発信もできます。
スモールビジネスの強みを活かすには
「変化に強い」というスモールビジネスの強みを活かすには、情報に敏感でなくてはなりません。
ありがたいことに、今は質の高い情報が無料でいくらでも手に入ります。
特にTwitterやYouTubeでは、ビジネス系の情報発信が多くされています。
常に最新の情報が手に入るようにしておきましょう。
新しいビジネスは、変化から生まれる
結論:スモールビジネスで豊かになろう
スモールビジネスなら、時代に合わせてビジネスを変化させていけます。
変化が目まぐるしい今の時代、自分自身も変化していかなければ時代に取り残されてしまいます。
変化をいち早く察知するために、情報収集は怠らないようにしましょう。
変化に気付きさえすれば、チャンスはたくさん転がっているかも。
- モノが不要になる
- 誰でも発信力が持てる
という追い風も吹いています。
これからはスモールビジネスの時代!一緒に頑張っていきましょう!